アルペンローゼの自家製天然酵母
アルペンローゼの天然酵母はホシノ天然酵母をもとに奈良正暦寺の清酒発祥の菩提酛という酵母を使い、オリジナルで作ったものです。
その酵母を熟成させることからはじめ、長時間低温発酵する事により、素材の持ち味を最大限に活かしてすべてのパンをつくります。
25年前からずっと私たちが天然酵母にこだわったのは、日本古来からの発酵技術で作られた味噌・醤油・酒・酢などと同じように乳酸菌・こうじ菌の力を合わせ、小麦本来の旨味を引き出したかったからです。
そのため小麦・水・塩・バター・はちみつ・チーズ・ドライフルーツと、材料は手に入る限り最高品質のものを選んでいます。
天然酵母とは
天然酵母とは、穀物や果実、植物の花や葉などに付着している、自然発生した微生物です。 自然界にある菌をそのままもちいるため、培養過程で添加物などの化学物質を加えません。また天然酵母は、食材を非常にゆっくり発酵させてくれる、お行儀のいい菌。生地に無理をさせず、時間をかけて熟成させることで、素材のもつ素晴らしいうま味を引き出すのです。
天然酵母でつくられたパンには、独特の奥深い風味があり、私たちが慣れ親しんできた味噌や醤油といった発酵食品のような、懐かしい味わいがあるのも魅力です。体に優しくおいしいパンを、長く安心して食べていただくためには欠かせない、パンづくりの主役です。
イースト菌と天然酵母の違い
“酵母”は英語でyeast。イースト菌も、自然界に存在する酵母菌のひとつです。
しかし、日本でイースト菌というと、パンづくりに適した菌だけを分離し、化学物質を使用して工場生産されたものがほとんど。添加物は避けられません。私たちは体をいためる成分がいっさい含まれない天然酵母で、大切にパンづくりをしています。
なぜ、天然酵母にこだわるのか?
「からだにいいから」
自分の子供や孫に、安心できるパンを食べさせたい。
10年後の子供の体をしっかり作るためには、体にいいものを食べさせたい。
これが現代の親の、大人世代の責務であると考えています。
命のもととなり、安心して食べていただける本物のおいしいパン。食べた瞬間、思わず気持ちが温かくなるようなパン。そんな心に届くおいしいパンを皆様に食べていただきたい。私達はそんな思いでパンづくりに励んでいます。